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心のこもった本格的な祝儀袋

2006年07月30日

上包みには、奉書と呼ばれる和紙を使います。

奉書は40センチ×53センチぐらいで、それを半分(40センチ×痂センチ)に切って縦にして使います。

(1)中包みの裏を出して右端より8ミリほど内 側に入れてAの線を折る。

(2)中包みを左に3ミリ出し、Bの線を折る。

(3)打合せを変え、上下を外側に折る。

のしを買ってつけ、水引を自分で結んだら心のこもった本格的な祝儀袋になります。

いずれのお金包みも、出すときには、いったん正しく自分のほうに向けてから相手に向けなおしますと、吉凶の失敗がありません。

柄のつけ方からも次のように分けられます。

無地・総柄・片寄った柄・名入?家紋入?ぼかしが主なものです。

無地・総柄……自分の前に裏を出して斜めに置きますが、縫い目を左向こう、右手前にしてください。

片寄った柄……柄が向こう側にくるように置きます。

柄の大小があるときも大きいほうが上です。

包んだときに柄の一番美しいところが表に出るためです。

名前入り……自分の名前であれば、一番手前に置きます。

中にくるみこんでしまいます。

風呂敷の作者とかブランド名なら、上にして、表に出してもよいのです。

家紋入り……家紋は表に出るように包むので、向こう側に置きます。  


Posted by 森村幸子 at 13:18

スーパーへ行って思う事(森村幸子)

2006年07月18日

今日では商品そのものだけで売れる商品は少なくなってきました。

魚を例に取ってみましょう。

私の母親の時代は魚は一匹で買いました。

魚屋さんがさばいてくれることもありましたが、どこの家にも出刃包丁の一本はあって主婦が料理したものでした。

スーパーへ行きます。

豚カツやえびフライ、すっかり衣まで着せられてただ揚げられるのを待つ状態です。

ご飯ですら炊かれた状態で冷凍になっています。

電子レンジやコードレス電話、エアコンなどでは説明の情報を満載した取扱説明書を無くしたらお手上げです。

かねてから私はもう「羊奨」だけでは売れない。

それを情報やサービスで包んだ「シベリャ」(カステラで羊奨を巻いたお菓子)にしなければ売れない時代が来たと主張しているのです。

問題は製品そのもの質の問題より「カステラ」の部分のクオリティが問われるようになってきたことです。

今日の科学技術の発展は「羊奨」の質に関してはどこのメーカーのものでも大差なくなりました。

その部分に関しては質がいいのは当たり前という認識です。

ここで注意しなければいけないのは製品のクオリティとサービスのクオリティは違うということです。

これは形のある商品と形のない(インタンジブルな)サービスとの特性の差に起因します。

企業の発展に品質管理が寄与したなかに確率論を基礎にした推計統計学があります。

例えば抜取検査で不良品の誤差を認めています。

モノの生産の場合にはそれは許容範囲です。

しかしサービスのクオリティはたとえ0.1%の誤差も許されません。

飛行機の離着陸でパイロットに0.1%の失敗を許したらどうなるでしょう。

サービスのクオリティは100%の完全さを要求するのです。

森村幸子(和のふるまい講師)  


Posted by 森村幸子 at 04:14森村幸子所作